ダケカンバ−岳樺 (2009.7.16)
 Betula ermanii


 真っ白な肌を持つ白樺に対して、やや茶色がかった樹皮を持つ。白樺と同じように横縞があり、薄い樹皮の皮は容易に剥ける。  白樺と比べると、果穂が横ないし上向きに付くのが特徴である。白樺では下垂する。また、葉を比べると、白樺は鋸歯が少なく葉脈の少ないが、ダケカンバは鋸歯がはっきりしていて、葉脈の数も7対以上ある。
 5月頃に開く花は、雄花は下垂し、小さい雌花は、雄花より少し内側に上を向いて付く。
 学名はBetula ermaniiで、カバノキ科カバノキ属の落葉高木である。四国、奈良県以北日本の白樺の本州、北海道に分布する。別名をソウシカンバという。

果穂は横ないし上向きに付く


葉の葉脈はシラカバ(5-8対)より多く、7-12対である。



樹皮はうす茶色



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