ブドウ(葡萄) (2002.6、2004.8、2013.5)
 Vitis spp.


 ブドウの実はよく見るが、花を間近に見る機会がなかった。そこで、家に葡萄の木を植えることにして、ピオーネの交配種である「高妻」を選んだ。2年ものの苗を買ってきて、育てること2年で初めて実を付け、4年目の今年は大粒の実が付いた房を20以上もつけてくれた。もちろん、5月にじっくりと花を写すことが出来た。
 日本産の園芸品種で最もよく普及しているのは巨峰、ピオーネなどである。昔は小粒の甲州ブドウが多かったが、今は大粒のブドウが主流になり、値段も高くなった。園芸品種はヤマブドウと違って両性花が咲き、単独でも立派な実を付ける。5月に花を付け、花が落ちると実が太り始める。この時摘果をして、房の数を減らし、更に実が膨らんでくると摘粒をして粒の揃った房を作るように準備する。6月後半には袋掛けをして害虫から実を守る。9月になると巨峰やピオーネは黒紫色に熟して甘くなってくる。緑の実を味わってみたが、酸っぱくてとても食べられたものではない。従って鳥や虫も熟すのをまって食べに来る。
 学名はVitis spp(園芸品種名)でブドウ科の蔓性落葉樹である。南西諸島を除く日本全土で栽培可能である。

ブドウの実−6月


熟しつつあるブドウの実−8月


ブドウの両性花(5月)



ブドウの葉

  裏


6月、沢山の房がぶら下がる。房の上部の実は摘粒によって除去されている。


ブドウの樹皮


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