アオギリ(青桐)−秋 (2001.9.8)
 Firmiana simplex


 アオギリはよく見ていると面白い木である。
 7月に花が咲いたあと、マメの入った大きな鞘があちこちにぶら下がる。やがて鞘が開いて葉のようになり、その縁にマメが並んで付いているのが見られる。秋になると、鞘は次第に茶色く変わり、アオギリの木は、葉の緑と鞘の茶色で「まだら」模様になる。丁度、今がその時期である。
 秋も深まると、鞘は次第に枯れて豆は黒く色づき、アオギリの大きな葉は、見事な黄葉に変わる。子どもの頃は、この豆を採って投げ合いをしたりままごとに使ったりしたものである。写真で一年を追ってみた。
 学名はFirmiana simplexで、アオギリ科アオギリ属である。

6月−蕾の頃


7月−花盛り


8月−豆は鞘の中


9月−鞘がめくれて豆が出てきた


9月−鞘の集団がよく目立つ


11月−鞘は枯れ、黄葉が進む


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