アオギリは緑色の幹が特徴ですぐに覚えられる。葉も大きく浅く3ー5裂
している。樹皮は滑らかで、木登りが難しい。小さい頃、枝打ちしてあるアオギリ
に登るのを得意がっていたことを想い出す。秋に出来るアオギリの実は、丁度
葉の縁に豆がついたようになっており、子供たちはこの実を投げ合って遊んだ。 6ー7月に、大きな円錐花序をだす。花は地味で花弁が無く、萼の部分が 反り返るのでかろうじて花の体をなしている。それでも虫たちには人気があり、 たくさん集まっている。ほのかに良い香りがある。 アオギリは、子供心に残る木である。 学名はFirmiana simplexで、アオギリ科アオギリ属である。 |