アオガンピ−青雁皮 (2003.12.14、中島Moeさん)
 Wikstroemia retusa


 ガンピはコウゾやミツマタと並んで、和紙の原料になる木である。本州の中部以西に自生するものは主として日当たりの良い山地に生え、5−6月に花を付ける。互生する葉の密度は低い。これに比べて沖縄のアオガンピは、海岸に生え、やや肉厚の葉が十の形に密に対生する。
 アオガンピの花は5−7月に咲き、7月になると落葉が始まる。秋10月頃には実が赤く熟し美しいが、有毒である。中島Moeさんからは、花に続いて実の写真も届いた。近縁種にヤクシマガンピがあるが、こちらの花は赤い。
 学名はWikstroemia retusaで、ジンチョウゲ科アオガンピ属である。奄美大島以南に自生するので、別名をオキナワガンピともいう。



アオガンピは海岸沿いの岩場に多い


秋には赤い実が熟す(11月)−有毒なので注意


これも岩場のアオガンピ


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