アクシバ (2010.6.20、よしゆきさん)
 Hugeria japonica


 冬の実しか載っていなかったのを見付けて、よしゆきさんが花・葉・実の全部の写真を送って下さった。一年中を追っての写真である。いつもながら感服する。よしゆきさんのメールの一節である。「...松江にもあるだろうと思いながらも真剣には探していませんでしたが、今年の夏はこんな場所にあるだろうと、山際の足元を探していたら、ありました。高さがないので、その気になって探さないと見落としていたんでしょうね。」
 アクシバは、6-7月に葉のわきに1cmほどの淡紅白色の花を下垂する。4枚の花弁が外側に反り返っていることと、雄蘂が花冠よりも長く突き出ているのが特徴である。葉は卵形で細かい鋸歯がある。8月には8mmほどの緑の実を付け、10月頃に赤く熟す。
 学名は、Hugeria japonicaでツツジ科アクシバ属の落葉低木である。日本・韓国に分布する。

特徴あるアクシバの花(2006.7.2)



花が咲いているアクシバの全体写真(2010.6.20)


7月にはもう青い実が出来る(7月12日)


8月になるともう赤く色付き始める(8月24日)


葉の表裏と木の全体写真




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