土谷さんから送ってもらった、アケビの実の写真である。自宅の庭−土谷さんの言葉をお借りすると「ミニ雑木林」−に植えて、秋の味覚を楽しんで居られるようだ。花は4月に咲くが、実は10月になって淡紫色に色づいて熟し、裂けて果肉が見えるようになる。果肉は白色で中に多くの種子を含む。甘くて美味しいので、食用にする。今年は出合さんに送っていただいたのに、時期を失して賞味しぞこなった。木質の茎は「木通(もくつう)」と呼ばれる生薬で、利尿剤や頭痛薬として用いる。 学名はAkebia quinataで、アケビ科アケビ属の落葉蔓性の木である。Akebiaはアケビの音で、quinataは葉が5枚あることを指す。 |