アカマツ−赤松 (2000.2.5、2003.5.1)
 Pinus densiflora


 メマツ(雌松)とも呼ばれる。クロマツに比べると、樹皮の色が赤みを帯びており 葉も柔らかい。全国に分布するが、街道筋などがクロマツであるのに対して、 西日本の海岸沿いに多い。
 西日本のアカマツは、マツノザイセンチュウの被害に遭い、 壊滅的打撃を受けた。松の巨木の枯死も多かった。 昔は、赤松林で松茸がよく採れたが、最近はさっぱりで、日本産の松茸は 高嶺の花となった。
 赤松の花は4月頃咲き、黄色い雄花と紫がかった雌花を付ける。 球果は翌年の秋に成熟し、開いて種子を飛ばしたものが、いわゆる松ぼっくり である。子供の時に一度は集めた思い出があろう。
 学名は、Pinus densifloraでマツ科マツ属である。





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