メマツ(雌松)とも呼ばれる。クロマツに比べると、樹皮の色が赤みを帯びており
葉も柔らかい。全国に分布するが、街道筋などがクロマツであるのに対して、
西日本の海岸沿いに多い。 西日本のアカマツは、マツノザイセンチュウの被害に遭い、 壊滅的打撃を受けた。松の巨木の枯死も多かった。 昔は、赤松林で松茸がよく採れたが、最近はさっぱりで、日本産の松茸は 高嶺の花となった。 赤松の花は4月頃咲き、黄色い雄花と紫がかった雌花を付ける。 球果は翌年の秋に成熟し、開いて種子を飛ばしたものが、いわゆる松ぼっくり である。子供の時に一度は集めた思い出があろう。 学名は、Pinus densifloraでマツ科マツ属である。 |