アカギ (2004.9.2)
 Bischofia javanica


 本州では見ることがないが、南西諸島では街路樹としても使われている。高さ20mにもなる成長の早い常緑高木である。赤木の名の通り、樹皮はやや赤みを帯びる。3月に円錐花序を出して小さな黄色い花を多数付ける。雌雄異株で、雌株は、秋になるとブドウのような房状の実を一面に垂らす。余り美味しくはないが食べられる。
 沖縄には古くから植えられており、巨木に育っているものも多い。首里城の大アカギは有名である。
 学名はBischofia javanicaで、トウダイグサ科アカギ属である。別名をカタンという。沖縄の各地で見られる。javanicaは、japonicaと紛らわしいが、インドネシアのJava島の意味である。琉球以南の東南アジア地方に分布する。


若葉と成長した葉では、葉脈の感じが異なっている


若木(上)と老木(下)では幹の感じも異なる


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