エゾアジサイ−蝦夷紫陽花
  2014.7.15(田沢湖畔)、2010.8.1(白馬五竜)、2010.6.30(京都府立植物園)
 Hydrangea macrophylla var. acuminata


 日本海側の山地に生える典型的なアジサイである。関東地方以西の山地に分布するヤマアジサイと住み分けている。沢山の淡紫色の両性花とその周りに装飾花を付ける。両性花の萼片は3−5枚あり、両性花は結実する。装飾花の色は鮮やかな青紫色であるが、色の薄いものや淡紅色のものも見られる。
 葉は広楕円形で、周囲に粗く鋭い鋸歯があり、対生する。木の高さは1−1.5mになる。6-8月に花を開き、秋には刮ハとなる。
 学名はHydrangea macrophylla var. megacarpaで、ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。北海道、東北、北陸・中国地方・九州の日本海側の山地に分布する。

田沢湖畔で写したエゾアジサイ(2014.7.15)





白馬五竜植物園で写したエゾアジサイ−両生花の雄しべは8-10個(2010.8.1)


 ここの花はやや色が薄い



京都府立植物園で写したエゾアジサイ−ピンクの花も希にある(2010.6.30)


木々のリストへ戻る