2005年に西表島に行かれた長島さんから、アダンの雄花の写真が届きました。2000年の梅本さんからは青い実、私は熟した実の写真でしたが、長島さんから花を送って頂いて、かなり画像が揃ってきました。長島さんはアダンの新芽を食されたそうで、メールには次のように書いてありました。 「アダンの実は食べないそうですが、新芽は食べるとのことで夕食で炊いたものをいただきましたが、味も食感もないものでした。また、落ちた実を見ると、かなりの繊維質のようでした。」 梅本さんからは、2000年に西表島紀行をされたときの写真をいただいています。以下は、梅本さんによる解説です。 ************************************************************************ 学名 : Pandanus odoratissimus 雌雄異株 分布 : 熱帯アジア、オーストラリア、ミクロネシア、台湾など。 日本では、琉球諸島、奄美諸島にも自生します。 別名 : リントウ、カネカダン、シマタコノキ 分類 : タコノキ科、タコノキ属。 常緑小高木で、樹高は3−6m位で、多数の太い気根を出します。 これが、とても特徴的で、その綺麗な根に驚かされます。 故に、パナマ帽や敷物、扇子などの細工物に加工されるようです。 前回の「モンパノキ」同様に、砂土壌などに生え、耐潮風性に富みます。 夏に開花し、果実は集合花で枝先になり、芳香があり、熟すと黄褐色に なります。西表の松本貢さんの話では、このパイナップルみたいな実は 食べられるとの事・・・・。私は、残念ながら、食べておりません。 聞くところによると、ヤシガニが熟した果実を食べる為に、木をよじ登っ てゆくとか ^^。なんだか、可愛い光景ですネ。 ************************************************************************ 2000年の6月に石垣島で黄色く熟したアダンを見つけました。梅本さんに送って いただいた写真(中段)を懐かしく思いながらカメラに収めました。 2002年1月に宇治市立植物公園の温室で幹と葉を写しました。 |