北白川天神のタマミズキ (2006.2.11、12.6、12.24、2007.1.7、橋本さん)
 Ilex micrococca


 タマミズキの真紅の実は、まるで花が咲いたように美しい。だが、その見事な光景をタイミング良く見るのはなかなかに難しい。京都市左京区の北白川天神には、「左京区誇りの木」に指定された素晴らしいタマミズキがあり、毎年、燃えるような赤い実を木一杯に付ける。昨年、今年とその写真を撮りに出かけたが、昨年は遅過ぎで、今年は実の付き方が悪いということで、良い写真が撮れなかった。
 京都の橋本さんは、一昨年の12月から昨年2月にかけてこの木を観察しておられて、実付きの良かった昨年のタマミズキの素晴らしい写真を送っていただいた。時間を追ってご紹介しよう。
 12−1月の京都東山では、あちこちに真っ赤に実を付けたタマミズキが見られる。恐らく、鳥が種を落として一帯に拡がったものと思われる。北白川天神周辺以外に、法然院、八神社、蹴上げなどに美しく実を付ける木が育っている。これらの写真も橋本さんから頂いているので、次の機会にご紹介しよう。
 学名はIlex micrococcaでモチノキ科モチノキ属の落葉高木である。静岡以西の本州から南西諸島にかけて分布する。

2006年12月6日−12月には葉が随分残っている



2006年12月24日−殆ど葉が無くなった


2007年1月7日−少し実が減ってきた


2006年2月11日−2月になると、実も随分と少なくなる


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