ノウゼンカズラと明通寺 (1999.7.27)


 若狭の明通寺を訪れた際に、そこここでノウゼンカズラを見た。  外来の花であるが、なかなかよく似合っている。ここの住職は花が好きと見えて、 手入れの行き届いた花木に名札が付けてあった。
 明通寺は真言宗御室派の名刹で、 山中にあった大きなユズリハの樹の下に住む老居士に導かれて、坂上田村麻呂が 806年に堂塔を立てたのが始まりとされる。若狭には焼失を免れた名刹が多く、 「若狭の国宝巡り」のバスも出ているが、明通寺は欠かせないお寺である。 1270年再建の三重塔と1258年再建の本堂は国宝である。
 ノウゼンカズラの学名はCampsis grandifloraで、 ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属である。

明通寺の鐘楼の横のノウゼンカズラ



静かな佇まいの明通寺本堂


明通寺山門                      国宝の三重塔


トピックスへ戻る