今年のカエデの紅葉は随分と遅く、京都の糺の森では、ようやく見頃である。
山間部はほとんど葉が散っているが、京都市内ではまだ紅葉が楽しめる。
よく見るモミジを、葉の形から見分けてみよう。 まず、葉がいくつにわれているかで、大まかに分ける。そのあと、葉の鋸歯の形で、 ほぼ特定できる。さらに詳しくは、葉の平均的な大きさや葉の裏の毛の様子が参考になる。 京都市内や全国各地のお寺に多いのは圧倒的に「イロハモミジ」で、「オオモミジ」が混じる。庭園などには、イタヤカエデや、ハウチワカエデ、オオイタヤメイゲツ(ハウチワカエデに似ているが切れ込みが深い)、さらに葉の細い「アオシダレ」等が植えられている。 街路樹としては、トウカエデに人気があり、京都では北山通りの街路樹はトウカエデに統一されている。山野には、ウリハダカエデ、コミネカエデ、カラコギカエデなどが見られる。 |
葉が3裂しているもの |
葉が5裂しているもの |
葉が5−7裂しているもの |
葉が9−11裂しているもの |