バイカオウレン−梅花黄連 (2010.2.12(京都府立植物園)、2010.5.5(剣山))
 Coptis quinquefolia


 セリバオウレンやキクバオウレンの花が細い披針状の萼片・花弁を持つのに対して、バイカオウレンは名の通り梅のような楕円形の花弁を5枚付ける。花弁と見えるのは恐らく萼片で、本当の花弁は退化して黄色の蜜腺に化けているのではなかろうか。葉は5枚が輪生状に付く。コシジオウレンは葉が三つ葉なので、ミツバノバイカオウレンと呼ばれている。
 学名はCoptis quinquefoliaで、キンポウゲ科オウレン属である。本州(福島以南)、四国の山地に分布する。



葉がよく見える


剣山のバイカオウレン(2010.5.5)




花と葉の拡大


花の後は種子が出来始める


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