オオウバユリ−大姥百合
 Lilium cordatum var. glehnii
 2018.7.21(栂池自然園-1850m)、2010.8.2(五竜キャビン駅-800m)


 ウバユリの大きさに驚くが、このユリは更に大きい。高さ1.5m以上になり、立派な太い茎の先端に10-15cmの緑白色の大きな花を付ける。花の数はウバユリよりも多く、10-20個に達する。葉は茎の下部に集まって付き、ウバユリよりも丸みを帯びる。花が満開になる頃には、葉が枯れ始めることが多いので、歯なしの姥に喩えてウバユリと呼ぶ。
 学名は Lilium cordatum var. glehniiで、ユリ科ユリ属の多年草である。花期は7−8月。北海道と本州中部地方以北に生える。

まだ咲き始めたばかりで、葉も綺麗である(栂池自然園、2018.7.21)


花被片は6枚で、大きい雌しべがよく見えている


花はやや満開を過ぎて、葉も枯れ始めている(五竜キャビン駅、2010.8.2)


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