ミヤマカタバミ−深山酢漿草 (2010.4.21、但馬妙見山)
 Oxalis griffithii


 良く増えて駆除しにくい雑草の一つがカタバミである。そのカタバミの一種で山地の日陰で見られる白い花がミヤマカタバミである。ハート型の3小葉からなる根生葉はとても特徴的なので、一度見るとすぐに憶える草目である。
 ミヤマカタバミと類似の物にコミヤマカタバミがあるが、名の通り花も葉も小さいので区別できる。花期もミヤマカタバミが3−4月であるのに対して、コミヤマカタバミの花期は6−8月であるから、間違うことはない。カタバミ(片喰、酢漿草)の名の由来は、夜になって葉がすぼむと半分になったように見えるからと言う説があるが、ハート型が蝶の羽根のように中央からすぼむわけではないので、半分に見えるという事はない。
 学名はOxalis griffithiiで、カタバミ科カタバミ属である。本州と四国の山地に分布する。Oxalisはシュウ酸のことであるが、カタバミはシュウ酸ナトリウムなどを含んでおり、シュウ酸が単離されたのはカタバミからであるとされる。そのためにシュウ酸のことをoxalic acid と呼ぶ。

花弁のように見えるのは萼片






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