ホトケノザ−仏の座 (2011.3.6、2011.4.17(翔さん))
 Lamium amplexicaule


 徳島に出かけた折りに、市立動植物園に立ち寄った。バスが少なく、自家用車を持たないものには行きにくい所である。ただ、内部はなかなか工夫を凝らして作ってある。展望台にのぼる途中に、ホトケノザの見事な群生があった。最近、東京の孫から同じ花が送られてきた。徳島で満開を見たのが3月初めであるから、花期が随分と長く、6月頃までは花を見ることが出来るようだ。群生するとピンクの派手な絨毯のようになる。近寄って見ると、唇形の花の形が複雑で面白い。虫眼鏡などを持って花の観察を行えば興味が深まるであろう。
 学名は Lamium amplexicauleで、シソ科オドリコソウ属の越年草である。本州以南の各地の道ばたや野原に生える。東アジア、北アフリカ、ヨーロッパに広く分布する。別名をサンガイグサという。なお、春の七草の「ホトケノザ」は別種(キク科のコオニタビラコ)である。


花は複雑な形をしている



群生すると美しい



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