ハクサンフウロ−白山風露 (2007.8.8(伊吹山)、2010.7.9(八島が原湿原))
 Geranium yesoense var. nipponicum


 中部地方以北の高山でよく出会うのはハクサンフウロである。25mm程度のピンクの花が風に揺れるさまは美しい。色も大層淡い紅色から濃いものまで様々であるが。深く切れ込んだ葉を見ると、ほぼ間違いなく同定できる。紫系の色は少ない。全体として毛が少ないが、花弁の基部には軟毛が密集する。
 花期は7−8月であるが、山によっては6月でも見ることが出来る。下の写真は様々の山で写した。6月の月山、7月の入笠山、霧ヶ峰、池の平湿原、8月の伊吹山、栂池自然園などである。。
 学名は Geranium yesoense var. nipponicumで、フウロソウ科フウロソウ属の多年草である。中部地方以北の本州の高山に生える。

池の平湿原で写す、(2010.7.18)


栂池自然園で写す、2010.8



花の基部に軟毛があるが、花柄にはほとんど毛がない(2007.7 入笠山)


花の色は濃いものから薄いものまで様々である。(2008.6 月山)


                (2010.7 霧ヶ峰、八島が原)


葉は大きく切れ込んで5裂するものが多いが、裂片はさらに大きな鋸歯を持つ。



 (2010.7 霧ヶ峰、八島が原)


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