グンナイフウロ−郡内風露 (2010.7.9、八島が原湿原)
　Geranium eriostemon var. reinii

ハクサンフウロは中部地方以北の高山で最もよく見るフウロソウ科の花であるが、中部地方の中部以南ではグンナイフウロやタカネグンナイフウロをよく見かける。 ハクサンフウロと比べるとやや紫系(淡紫色−紫色)の色をしている。また、葉はハクサンフウロより切れ込みの少ないものが多い。 　花柄や小花柄、萼片にはは長い開出毛が密集し、葉、茎、葉柄に毛が密集する。 　霧ヶ峰の八島が原湿原で写したが、花期をやや過ぎて、花弁が反り返っていた。色も普通に見るグンナイフウロよりは淡い色であった。八島が原は大きな湿原だが、内部に入ることは出来ない。しかし、周辺にも多くの高山植物が見られる。 　学名は Geranium eriostemon var. reiniiで、フウロソウ科フウロソウ属の多年草である。中部地方以北の高山の草地に生える。グンナイは「郡内」と書き。山梨県東部を指す。

グンナイフウロの中では色の薄い方である

葉柄や茎には開出毛が生える

花柄、小花柄、萼片には開出する腺毛が密生している

葉にも毛が密生する

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