茨城県常陸太田市里川町の「七反のしだれ桜」 (2013.6.4、熊ちゃん)


 「猿喰のケヤキ」のすぐ近くには、「七反(しちたん)のしだれ桜」がある。この桜は茨城県の枝垂れ桜の横綱と言われる木で、春には美しい姿を見せてくれる。茨城県最北端に足を運んだ熊ちゃんのこの日の予定は、この2本を見ることであった。「猿喰のケヤキ」はここをクリックしてご覧下さい。
 七反のしだれ桜は樹高11m、幹周4.75m、樹齢350年と推定され、茨城県の天然記念物に指定されている。茨城県の枝垂れ桜の中では最大の幹周を誇り、1940年発刊の「茨城巨樹老木誌」によると、茨城県の枝垂れ桜の「横綱」と位置付けられている。しかし、厳しい自然環境や火災の影響で幹に空洞が出来て枯死寸前にになっていたのを、平成2年に樹木医による樹勢回復を施し、現在では見事に蘇った姿を見ることが出来る。以下は、熊ちゃんによる説明文です。
 「桜は、国道349号線を北上、右折して県道22号線を進み、ほぼ道路沿い左側です。案内の看板が無ければ通り過ぎてしまうところでした。車は、少し先にある里川公民館分室に何台か停められます。この桜、かなり大がかりな治療が施されていました。その甲斐あって、元気を取り戻したと思われます。桜の周りには柵が作られ、きれいに整備されていました。地区の人達に大切に保護されていることが分かります。名前になっている「七反」はこの辺の地名だと思われます。」
 アクセスは、途中までは「猿喰のケヤキ」に詳述してある。国道349号線を右折して県道22号線を東に7kmほど走った七反バス停(近くに里川公民館分室がある)の手前である。




樹勢回復手術の跡が生々しい。


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