以前に「大口のオガタマノキ」を送っていただいた級友の田平さんが、10年ぶりにこの木を訪問されて撮られた写真です。以前には周囲に沢山の木が茂ってオガタマの幹が見づらかったのですが、今回はスッキリとした様子です。それだけに幹の空洞がはっきり見えてやや痛ましく感じますね。以下は田平さんからのお便りの一部です。 「4月のはじめに大口の窯元を訪ねたついでに、以前写真をお送りしたオガタマの木を再度訪ねてみました。もともとは当地の農協の支所がこの木の横にあって、見通しも悪かったのですが、今回訪ねたときには支所の建物が取り払われていました。それだけにゆったりした空間の中に巨木を楽しむことができるようになっています。そして、以前はツタなどがからみついてオガタマの木の本体を写真に写すことができなかったのですが、今回はそれらが取り払われて巨木の本体をカメラに収めることができました。...なお、保存状態の悪さが気になりましたので、市の観光課に写真といっしょに保存のための何らかの手当をしてくれるように手紙を出しましたが、今のところ返事がありません。そしてこの土地も農協の所有のようで、もっか売りに出されています。まさかとは思いますが、オガタマの木自体の保護も危ういような心配もあります。」 日本一と言われるオガタマノキは長崎県の小長井のオガタマノキ(幹周9.1m)であるが、この小木原のオガタマノキ(幹周6.4m)は永利のオガタマノキ(幹周8.4m)と並んで鹿児島県を代表するオガタマノキの巨木である。道案内などは、以前のページに詳しい。 |