鹿児島県大口市の「小木原のオガタマノキ」 (2001.5、田平さん)


 鹿児島の田平さんから「大口のオガタマノキ」の写真が届きました。樹高15.5m、幹周9.0mで、オガタマノキとしては全国屈指のものと思われます。土地では、「トキワコブシ(常緑のコブシの意)」と呼ばれており、大口市の天然記念物の指定されています。この木は周囲に沢山の木が茂っており、幹の部分を写すのに、田平さんは随分苦労されたようです。以下はお便りの一節です。
 「緑に誘われて連休中に鹿児島最北部の大口市まで出かけて、以前から撮影を試みていたオガタマノキの撮影に再度挑戦してみました。この期は本体がヤドリギに覆われて本体の大きさを写し撮ることができません。冬にも一度試みたのですが天気も悪くだめでした。今回は天候には恵まれたのですが、ストロボをもっていなかったので、わずかに見える本体の部分も周りの樹の陰になって写すことが出来ませんでした。おおよそのイメージだけでもと思っていちおう全体的な樹勢がわかる写真を送らせてもらいます。」
 次回に幹の写真を送っていただけるのを楽しみにしています。
 大口市は車がないとアクセスが難しいところである。バスを利用するなら、JR鹿児島本線の水俣駅と大口を結ぶバスが一日5本ほど出ており、このバスに「小木原」駅があるのではないかと思う。木のある場所は「農協小木原支所」となっている。車の場合には、国道268号線を大口市から北西に進み、大田三叉路から右手の村道に入れば、2kmほどで小木原に着く。


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