愛媛県大三島の「大山祗神社の大楠」 (1999.5.30、2013.4.10(あささん))


 伊予の国一宮とされる大山祗(おおやまずみ)神社は大三島にあるが、本四連絡橋の「しまなみ海道」が出来てアクセスし易くなった。神武天皇以前に乎千命(おちのみこと)がここを神地と定めたのに始まると伝承される古い神社である。古来、奉納された刀剣・甲冑(いずれも国宝)の数は日本一と言われる。
 境内は楠の巨木が群生しており、一括して国の天然記念物に指定されている。現在最も大きいものは、「乎千命御手植の楠」で、樹高15.6m、目通り幹周り11.0mで、樹齢2600年と伝えられる。このほかに、幹周り11mの「生樹の御門」、同10mの「能因法師雨乞いの楠」がある。後者は枯れて株だけになっている。
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 愛媛県にお住まいの「あささん」が綺麗に写った 乎千命御手植の楠 を送って下さった。14年の歳月を経て、やや元気になっているようにも思える。もっとも、樹齢2600年から考えると、14年など無視できるほどの短さであろう。
 なお、2004年に松村さんからも乎千命御手植の楠の写真を送っていただいている。

2013年の乎千命御手植の楠(あささん撮影)


1999年の乎千命御手植の楠



能因法師雨乞いの楠−残念ながら枯れている


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