群馬県片品村の「尾瀬の大カラマツ」 (2015.5.5、ゆずさん)


 「山高神代桜」以来、いつも素敵な巨樹の写真を送って下さる「ゆずさん」から、巨木のページに初めて登場する「大カラマツ」の写真が以下のメールと共にが届いた。
 「先日まだ雪の残っている山に行きました。そこで、唐松の大木があると聞き、早速見物に。『最近見つかり、日本で2番目に太い』そうです。山を歩いていてカラマツ林の新緑、紅葉はいつ見ても素晴らしいと思います。それらの木々はさほどの太さではありません。この木は人に知られることなく長年過ごしてきた1本なのでしょう。」
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 お便りにあるように。カラマツというと、涼しげな美しい若葉の枝がそよぐカラマツ林を想像してしまう。こんなに巨大で力強い大木に育つとは思わなかった。素晴らしい大カラマツである。恐らく数百年の風雪にうち勝ってきたのであろう。雪を被る地方の木々は、八幡平のアオモリトドマツのように、比較的低いものや、立山杉のように大枝の雪折れが見られるものが多いが、このカラマツは見事である。
 大人4人で取り囲むと言うことは、幹周7mを超す巨木と言うことになる。樹高は30mは下るまい。遠くに見える山は至仏であろうか。沢山の人々が入る前の静寂な尾瀬の姿を、この木は数百年にわたって見てきたに違いない。

後ろに見えるのは至仏?



太いなあ


4人で囲み!

周囲の木々



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