サラノキ−沙羅双樹 (1999.6.12、2003.5.1)


 佐々木さんから、「ナツツバキが本物の沙羅双樹でないことは解ったが、 本物の沙羅双樹は何処にありますか」とご質問を頂きました。 そう言われてみると、ウーンと首を傾げてしまいました。後日、佐々木さんから 京都植物園の温室にあるという情報を得たと、教えていただきました。 それならばと、早速に出かけて写真を撮ってきましたので、ご紹介しましょう。
 沙羅の木は、ご存じのように、お釈迦様がその木の下で、多くの人々や 生き物たちに見守られて入滅されたことで有名で、仏教にとっては大切な木です。 もちろん、インドに多く20mをこす巨木になります。亜熱帯性の木で、 日本では見られませんが、京都府立植物園、新宿御苑(ヤシ室)、 小石川植物園(水曜日と木曜日の午後だけ見られる)にあるそうです。京都の木は 花が咲くほど大きくなっていないと言うことでした。
 学名はShores robustaで、フタバガキ科です。インド原産と言われています。 京都府立植物園温室で撮す。
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「沙羅双樹の花の色、...」といわれるサラノキの花はどんな花なのでしょうか。 佐々木さんが、いくつかのホームぺージを参照されたようですが、 いずれも違っているようです。
 そのサラノキの花が滋賀県の水生植物公園の温室で、2003年の5月に日本で初めて開花しました。最下段の写真です。
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サラノキの花−滋賀県の水生植物公園で(2003.5.1)


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