イブキトラノオ−伊吹虎の尾
 Polygonum bistorta
 (2007.8.8(伊吹山-1300m)、2010.7.9(八島湿原-1800m)、2010.8.2(栂池自然園-1900m))>


 特徴があるので直ぐそれとわかる花である。タデ科特有の穂状の花を立てるが、花は俯くことなくまっすぐに高く立つ。花茎は1mを超えるものもある。写真には根生葉は写っていないが根生葉は大きく柄がある。茎葉は葉柄がほとんど無く、むしろ茎を抱く。
 花期は7−9月で、白からややピンクがかった花を穂状に付ける。萼は深く5裂しているが花弁はない。7月の蒜山や八島湿原、8月の伊吹山や栂池自然園、美ヶ原で見ることが出来た。
 学名は、Polygonum bistortaで、タデ科タデ属の多年草である。北海道・本州・九州の山地の日当たりの良い草原で見られる。

8月の栂池自然園(2010.8.2)



7月の八島湿原、ピンクがかった花


 雄蘂がよく見える。後ろの花はまだ蕾


 下部ほど葉が大きくなる。上部の茎葉は葉柄が無く茎を抱くように見える


7月の伊吹山での群生


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