ハナウド−花独活
 Heracleum moellendorffii
 (2009.7.8(立山−2000m))


 花を見て、中心部より周辺部のものが大きく、非対称に外側に長くなっておればハナウド属である。ハナウドとオオハナウドは、葉の大きさから区別するのが良さそうだ。ハナウドの葉は3-5出羽状複葉で、小葉も3-5裂するが、小葉の大きさは拡がった花冠よりも小さい。ハナウド属では総苞片は無いものが多い。
 学名は、Heracleum moellendorffii(日本の野草)で、セリ科ハナウド属の多年草である。学名の記述は一定して居らず、Heracleum sphondylium var. nipponicumと書くものもある。関東地方以西の山野で見られる。花期は5-6月。高地ではやや遅くなる。

7月初旬、立山で撮影したハナウド


周辺部の花が大きいのがハナウドの特徴



葉は3−5出羽状複葉で、小葉は3-5中裂する


オオハナウドの葉。ハナウドよりずっと大きい


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