茨城県筑西市の「市野辺大柳」 (2008.9.12、熊ちゃん)


 熊ちゃんからの最新画像である。ヤナギの巨木は全国的にも少なく、「巨木探訪」では2本目の木である。ヤナギというとシダレヤナギを連想するが、ヤナギの種類は多く、ここで見るような比較的扁平な葉のヤナギも多い。関東であることと葉の形から、この木は「オオバヤナギ」ではないかと思われる。以下は熊倉さんのメールからの引用です。
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 柳の木は、道路沿い、鉄パイプの柵に囲まれた場所に立っていました。幹の低い位置から2本に枝分かれしている為、高さが無く、より太く感じます。ごつごつして、ねじれている様子からは逞しさが伝わってきました。案内板の由来からすると、樹齢400年以上の可能性もあります。幹周り 4.4m、樹高 9.7mです。
 柳の木は、国道50号線を笠間方面に向かい、市野辺信号を左折して、300メートルくらいの所にあります。ムサシ化工という会社の前になります。
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 ちなみに、代表的なヤナギの巨木として、「津谷の大柳」(山形県戸沢村、シロヤナギ、幹周7.7m)、「栗原の四本柳」(岡山県真庭市、アカメヤナギ?、幹周7.5m)、「井頭のヤナギ」(東京都練馬区、マルバヤナギ?、幹周5.3m)、「供養塚のヤナギ」(岩手県胆沢町、シロヤナギ、4.7m)等がある。[?を付けたものは、渡辺典博著「巨樹・巨木」に記された種名であるが、恐らく間違っている]。





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