海住山寺のヤマモモ

京都府加茂町の「海住山寺のヤマモモ」 (2000.2.12)


 加茂町は京都府の南東、木津町の東にあり、中央を木津川がゆったりと流れる 田園の町である。1250年前の天平12年から16年までの4年間、 都として栄えた恭仁京 (くにきょう)の中心、恭仁宮がおかれていたことで 知られる。
 JR関西本線の加茂駅から、木津川を渡って北3kmの山の中腹に 海住山寺(かいじゅうせんじ)がある。山の中腹に置かれた大きな白い標識が 木津川沿いの国道からも見える。標高200m程あり、なかなかの登りである。 さて、このお寺の文殊堂の横に大きなヤマモモの木があり、森のように本堂の後ろを 覆っている。樹高は12mだが、幹周は5.80mで、京都府下最大のヤマモモの木である。 京都の自然200選に選ばれている。
 海住山寺にはこのほかにも、幹周3.8mの杉が、国宝の五重塔の横にいい形で 立っている。また、ヤマモモの近くには、カゴノキとクロガネモチの巨木もある。


                    ヤマモモは森のように寺を覆っている


国宝の五重塔と杉             背景にヤマモモの木が見える


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