京都府加悦町の「滝のツバキ」 (2002.4.6、鮒池さん)


 またまた永く改訂を休んでしまいました。4月に鮒池さんから頂いていた、見事な「滝のツバキ」をご紹介します。私も一度花の時期に訪れたいと願っている木の一つです。ツバキとしては日本有数の巨木で、春3月には満開の花を付けます。黒椿と言われるように、深紅の色合いは高貴でゴージャスな感じを与えます。
以下は鮒池さんのお便りの一節です。
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4月6日、滝の千年椿を見に行って来ました。今年は花が早く3月末で満開になってしまいました、祭りを待たず満開になった椿は今を盛りと咲いていました。帰りに千年椿を1本買ってきました、大事に育てたいと思います。加悦町まで往復500`のドライブでした。
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 2本の株立ちで、樹高10m、大きい方の主幹は3.26mで、もちろん京都府の天然記念物に指定されている。推定樹齢は1200年で、日本のクロツバキの原種ではないかと言われる。地元では「ムラサキツバキ」と呼ばれていた。
 日本三景で有名な「天の橋立」から北近畿タンゴ鉄道で2駅西の野田川駅で降りてバスに乗る。加悦町までは1時間に1本のバスが出ている。加悦町からはタクシーを使うことになる。加悦町役場前から176号線に沿って2kmほど南下すると、与謝小学校がある。その手前を右折して701号線に入る。西に約3km進むと奥滝の村である。ここを左折して細い道を南に下ると「椿資料館」がある。さらに1kmほど進んで左に道を取ると、今は廃村になった大和田の集落跡がある。その南に「滝のツバキ」が待っている。
 場所は、京都府与謝郡加悦町字滝小字深山316番地で、加悦町役場の電話は、07724-3-1511である。年によって椿の見頃が違うので、聞いてみると良い。




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