佐賀県武雄市の「武雄神社の大くす」
 (1997.6)


 全国第6位にランクされる楠の巨木である。武雄を代表する御船山の麓にある 武雄神社のご神木である。幹周り20m、樹高30mで、樹齢3000年とも 言われる。
 博多から佐世保行きに乗って、武雄温泉で下車、南西方向に20分程度歩くと 武雄神社の入り口に着く。神社の本殿から左に回り込むと、段々を下るように 細い道がついており、100mほどで「大楠」の前にでる。今は、柵がしてあって、 近づけないが、楠の根元は空洞になっていて、小さな祭壇がしつらえてある。 私は、夕暮れ時に出かけたので、人っ子一人いなかった。暮れていく森の中で 3000年の命を保ってきた大樹と対峙して、同化されてしまいそうな恐怖を感じた。



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