京都府宮津市の「成相寺のタブノキ」 (1998.7.27)


 成相(なりあい)寺は西国三十三カ所の第二十八番に当たる札所である。
 慶雲元年(704年)の創建とされ、 標高340m、名勝「天の橋立」を見下ろす好位置にあって、観光の名所でもある。
 成相寺に新しく再建された三重塔に対峙するかのようにタブの巨木がある。 樹高14m、目通り幹周り5.9mで、以前は孤立木の様相を呈していたが、 いまは、樹林のはしに位置している。本堂にある左甚五郎作と伝えられる龍が この木を伝って天に昇ったという伝承があり、「龍神の椨(たも)」と呼ばれている。
 北近畿タンゴ鉄道の「天の橋立」駅で降りて、バスまたはタクシーで 「ロープウエー下」まで行く。 成相寺へは、ここからさらにバスで5分ほどである。天の橋立へは、 京都駅から特急「はしだて」で2時間弱でいける。



                       成相寺本堂−中に左甚五郎作と伝えられる木彫りの龍がある


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