岐阜県萩原町の「禅昌寺の杉」 (1998.7.21)


 岐阜県の杉の巨木(加子母の杉の項を参照)のうち「禅昌寺の杉」(10m)を訪れた。 JR高山本線の下呂温泉駅の一つ北の禅昌寺駅で降りて南に300mほどのところに 禅昌寺があり、本堂左手奥に立派な杉がある。加子母の杉のような独立木でなく 裏山には数本の杉の巨木がある。加子母の杉より大きいと地元の人は言うが、 樹高45mは加子母の杉より高く、目通し幹周りの12mはやや小さい。 樹齢は1200年余りといわれている。
 禅昌寺は妙心寺派の禅寺で、平安の頃の草創と伝えられる。1377年からは 臨済宗南禅寺派の禅寺となっていたが、その後妙心寺派になった。寺宝の雪舟筆の 大達磨像が有名である。寺は手入れがよく行き届いており、 すがすがしい気分になる。下呂方面に出かけたら一度訪れたい場所である。




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