岐阜県の杉の巨木(加子母の杉の項を参照)のうち「禅昌寺の杉」(10m)を訪れた。
JR高山本線の下呂温泉駅の一つ北の禅昌寺駅で降りて南に300mほどのところに
禅昌寺があり、本堂左手奥に立派な杉がある。加子母の杉のような独立木でなく
裏山には数本の杉の巨木がある。加子母の杉より大きいと地元の人は言うが、
樹高45mは加子母の杉より高く、目通し幹周りの12mはやや小さい。
樹齢は1200年余りといわれている。 禅昌寺は妙心寺派の禅寺で、平安の頃の草創と伝えられる。1377年からは 臨済宗南禅寺派の禅寺となっていたが、その後妙心寺派になった。寺宝の雪舟筆の 大達磨像が有名である。寺は手入れがよく行き届いており、 すがすがしい気分になる。下呂方面に出かけたら一度訪れたい場所である。 |