群馬県高崎市の「榛名神社の矢立杉」 (2009.12.10、熊ちゃん)


 12月には熊ちゃんから榛名神社の「矢立杉」を送っていただいた。矢立杉と言えば、大月市の笹子峠にある矢立杉(9.0m)が有名であるが、幹周は、ここ榛名神社の矢立杉の方が大きい。以下は、熊ちゃんによる解説です。
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名称   矢立杉
訪問日  2009年12月10日
所在地  群馬県高崎市榛名山町
目通り幹周 9.4m(環境庁調査では9.77m) 樹高 55m 推定樹齢 600年
 この杉は、榛名神社の参道を1キロくらい進み、本殿の少し手前に堂々と立っていました。幹は途中から2本に分かれ、まっすぐに伸びています。欠損している枝が目立ちましたが、樹勢は衰えていないように見えました。説明板によると、武田信玄箕輪城攻略の際、参拝矢を立てて祈願したことから、矢立杉の名が付いたとあります。間近で見る姿、巨木という言葉がぴったりだと思いました。国の天然記念物に指定されています。
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 木は単幹でなく、同程度の幹周の2本の大幹が屹立している。2本のスギが癒着したものかも知れないが、分岐点まで2m近くあり、幹周は1本としてで評価される。県下第4番目の巨木である。因みに県で最大の杉は松井田町にある「五郎の大杉」で、幹周は10mであるが、大きな空洞があり落雷にあったため樹高も小さい。
 榛名神社へは、JR高崎駅から群馬バス榛名湖行きに乗って、榛名神社で降りる。1時間15分程かかる。バスは1時間に1本程度出ている。バス停から参道に入り、道なりに1km弱を歩くと矢立杉が左手に見える。更に200mほどで榛名神社の本殿がある。なお、この近くにあと2箇所ほど榛名神社と名の付く神社があるが、バス停があるのはここだけなので、迷うことはない。車で行くには関越道の渋川伊香保ICで降りて33号線に入り、西進して榛名湖南からさらに33号線を南下、5kmほどで榛名神社のバス停に出る。





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