京都府和束(わづか)町の「ぎおん杉」 (2000.2.12)


 こんな所にこんな大きな杉があったのかと驚いた。JR関西線の加茂から 木津川の支流の和束川を5kmほど遡ったところに和束町立中学校があり、 この裏手にある八坂神社に、巨大な杉が天を突いている。 地元では「祇園杉」と呼ぶようだ。
 環境庁調査では、樹高25m、2株立てで幹周13.0m(主幹は10.0m)とある。 地上1m程度の所から数本の大枝に分かれており、 普通の杉のように真っ直ぐ立っているのは2本の主幹だけであるが、 根は一株のように見えた。 樹高も現在は30mを越しており、日本でも有数の杉の巨木と言って良かろう。
 八坂神社というのは、むしろ杉の巨木があって、後から信仰の対象として 出来たように見受けられる。小さな社が杉の根方にしつらえてあった。
 和束町は、宇治茶の生産で有名な町である。杉を見に立ち寄ったら、 是非とも美味しいお茶を土産にして帰りたい。




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