群馬県沼田市の「馬かくれ杉」
  (2008.4.25、熊ちゃん)


 栃木・群馬の巨木を神出鬼没に渡り歩く熊ちゃんから、「馬かくれ杉」の写真が届きました。「馬かくれ杉」とは面白い名前でビックリしますが、写真を見るとなるほどと頷けます。以下は熊ちゃんの書いて下さった解説です。
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    名称   馬かくれ杉
    所在地 群馬県沼田市上発知町
    訪問日 4月25日
    幹周り 8.5メートル、樹高 35メートル、樹齢 1000年
 杉の木は、関越自動車道沼田インターを降りて右折、又、右折して関越と平行して走り、ガソリンスタンドの所を右折、上発知材木町線に入って北上します。迦葉山入口を左折して進み、弥勒寺に到着、寺の参道の終点近くにあります。境内の日陰などには、まだ雪が残っていました。
 参道沿いに、馬かくれ杉は立っています。幹には、大きな空洞がありますが、弱っている様子はなく、元気そうでした。空洞の中には、大杉大権現が奉ってあります。この杉の名称について、沼田市教育委員会発行の冊子には、「下馬札が急峻な参道の下方にあったため、こっそりこのスギの所まで馬で登り、そこに馬を隠したのでこの名が付いたという」と載っていました。
 この他にも参道には、かなり大きな杉が何本もありました。地蔵が奉ってある杉は、馬かくれ杉に次ぐ巨木だと思います。力強さという点では、こちらの方が勝っているような印象を受けました。




参道の終点から馬かくれ杉を見る


地蔵が奉ってある、もう一本の杉


同上


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