山梨県南都留郡富士河口湖町の「精進の大スギ」 (2007.4、菊池さん)


 鶴舞松の枯死を知らせて下さった菊池さんから、山梨県第5位の幹周を持つ「精進(しょうじ)の大スギ」の写真を送っていただいた。「富士五湖の精進湖のほとりに精進の大杉という巨樹があります。あまり有名ではなく小さな諏訪神社境内にドンと1本あるのですが。なかなか全体を写しきれないスケールです。」と書いて下さったが、それもそのはず国の天然記念物に指定されている木である。環境庁調査によれば、樹高42.5m、幹周10.37mで、樹齢は1200年と伝えられる。スギでは山梨県第2位、全樹種中第5位の幹周を誇っている。
 スギは、富士山の北山麓にある富士五湖の一つ精進湖の北にある。精進湖を周回する道を通って湖の北端に至ると、この辺りには精進湖に流れ込む川に沿って人家が多い。周回道から細い道に入って250mほど北に進むと左手に諏訪神社があり、その小さな境内に大きなスギが立っている。
 なお、この地域は上九一色村に属していたが、いまは合併によって、富士河口湖町となっている。



諏訪神社本殿。左端の奥にあるスギが「精進の大スギ」。


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