新潟県阿賀町の「将軍杉」 (1998.5.30 牧さん)


 新潟在住の牧さんから,首を長くして待っていた将軍杉の写真が届いた。
 新潟から新津経由でJR磐越西線に乗って五十島駅でおり,タクシーで10分くらい である。木に三川村と名が付くので三川にあるように思うが、実際は五十島駅で降りて、五十島橋を渡った所の岩谷という集落の平等寺の境内にある。
 以下は牧さんからの紹介文です。  「昭和2年に国の天然記念物に指定されている。杉の巨木としては、 日本一とも言われ、幹周約16M、樹高約40M、あり、樹令1400年と推定されている。 平安時代末に、武勇でしられた陸奥鎮守府将軍、平維茂(これもち)が この地に晩年を送ったとつたえられ、将軍杉の名もこれに起因している。 樹下の『余五将軍維茂墓』の石碑は、会津藩主、保科正之が寛文八年(1668年)に 同将軍の業績をしのんでたてたもの。将軍杉の名もこれに由来している。」
 もともとは3本の大きな主幹に分かれていたが、1本は第2室戸台風で損傷して、 トタンで覆われており、残る2本が聳えている。
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 神奈川の佐藤さんから、10月19日付けの新潟日報に、「将軍杉」が日本一の幹周に認定されたとの記事があった旨のお知らせをいただきました。それによると、環境省が12年ぶりに実施した「巨樹・巨木林調査」では、将軍杉の幹周は19・31メートルとなり、鹿児島県の屋久島の「縄文杉」(16・10メートル)を抜いて1位となった、とのことです。ただ、19.31mの値は幹の形の特殊性が大きく左右しているので、実質的には13.5m程度と考える方が良いという意見が多い。



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