茨城県八郷町の「佐久の大杉」 (2004.3.21、澁川さん)


 新らしいディジカメをを買った澁川さんが、試写を兼ねて八郷町の巨木を撮りに行ってくれた。その一つ目は、県指定天然記念物の「佐久の大杉」である。この木は、不思議なことに91年の環境庁調査には載っていない。
 樹高は昭和41年の落雷のために20m程度になってしまったが、幹周は8.8mあり、社の後ろにどっしりと根を下ろしている。この杉は鹿島神社のご神木とされているが、伝承によると、1428年に神社が創建されたときには既に巨木であったと言われ、樹齢1300年とされている。
 平成8年頃には樹勢が衰え、枯死が危ぶまれたので、保存会が樹木医と共に土壌の改質などを行い、現在はようやく樹勢が快復しつつある。澁川さんのメールによると、「佐久の大杉は、上のほうはだいぶ傷んでいましたが、葉は多く、なかなか威厳がありました。一番上に、避雷針を付けられているのには笑いましたが・・」とあった。
 JR常磐線の石岡で降りて、柿岡車庫行きの関東鉄道バスに乗る。ほぼ20分毎にバスが出ている。柿岡で降りて、バス路(夕方3本ほどしかない)を北に2kmほど歩くと町営の運動公園へと右折する道があるが、これを過ぎてさらに300mほど歩いてから右折する。小川を渡り500mほど歩くと佐久の村があり、ここに鹿島神社がある。



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