栃木県塩原町の「逆杉」 (2001.10 西野さん)


 栃木県で最初の巨木の写真を、西野さんが送ってくれた。しかも、この木は栃木県第一位の幹周を誇る。樹高35m、幹周り10.65m、樹齢は800年と伝承され、国の天然記念物である。八幡神社のご神木で、夫婦のように2本が並んで植えられている。大きい方は「雄杉」と呼ばれ、環境庁調査に依れば樹高35m、幹周10.65m、小さい方の「雌杉」は樹高40m、幹周7.5mである。(表示板には幹周は、雄杉11.5m、雌杉8mとある。)。昭和12年に国の天然記念物に指定されている。
 神社の伝承に依れば、平安時代の康平5年(1062年)、源義家が東征の折りに、この木を見て神気を感じ先勝祈念したとされる。また、逆杉という名前は、杉の梢の枝が垂れていることによる。
 JR東北本線の那須塩原駅から出るバスで塩原温泉下車。ここから、上塩原に向かって約1kmほど歩くと塩原八幡宮である。この八幡宮には、逆杉に加えて大栃の巨木がある。



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