奈良県室生村の「龍穴神社の夫婦杉」 (2001.5.9)


 近鉄大阪・山田線の沿線には名所が多い。春には大宇陀や仏隆寺の桜が見事であるし、初夏の頃には、室生寺のシャクナゲ、長谷寺のボタンが良い。
 ややシャクナゲは盛りを過ぎたが、室生の里にある龍穴神社の夫婦杉を訪れた。近鉄「室生口大野」からバスで直接龍穴神社前に着く。杉を見た後は、徒歩10分ほどの室生寺に立ち寄りたい。
 夫婦杉は2本の杉が合体したものと言われるが、幹の下の方は全く単木と言って良いくらいに美しい。上部は2本の大きな幹に分かれている。環境庁調査に依れば、樹高40m、幹周8.10mである。龍穴神社にはこのほかにも本殿の横に幹周5.9mの立派な杉がある。本殿から更に奥に登ると、水神信仰の聖地である「龍穴」に行くことが出来る。旱天に慈雨を呼ぶと言われる。



木々のリストへ戻る