大阪府三島郡島本町の「大沢のスギ」 (2007.3、門野さん)


 大阪府と京都府の接するところに三島郡島本町がある。島本町の南部は大山崎の合戦で有名な京都盆地への回廊にあたる。ここで淀川に流れ込む水無瀬川を、北に遡上すると、ポンポン山へのハイキングコースになり、途中大沢という村を通る。その大沢にある大きなスギの写真を門野さんに送っていただいた。お便りには「島本町の大沢の杉をご存知でしょうか?驚くほどのことはありませんが、都市郊外の植林した中に1本だけ残っているのは珍しいのではないでしょうか?近くにベニーカントリーがあります。」とあった。私は、この辺りにこのように大きなスギの巨木が残っているとは知らなかった。
 大沢のスギは大阪府の天然記念物になっており、名標板によると、樹高20m、幹周6.7mで、推定樹齢は800年と言うことである。1991年の環境庁調査では、幹周3.65mとなっているが、写真を見る限り6.7mの方が正しそうである。
 交通の便が悪く、車がなければハイキングのつもりで行くしかない。阪急高槻駅から3時間に1本の川久保行きのバスが出ているので、これに乗って終点で降り、さらに2.5km程を車道に沿って進むと、大沢の部落である。ここから200mほどで早尾神社。さらに100m進むとで右に案内標識があり、ここを入ると直ぐに杉の木が見つかる。



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