静岡県河津町の「御札杉」 (2004.11.13)


 今年の静岡県はよく大雨に見舞われた。「天城峠の紅葉祭り」の行事が行われる前日も伊豆地方は大雨となり、崖崩れで天城峠を通る旧道が通行止めとなった。このあおりを食って、いつもは週末に運転される八丁池口往復のバスの運転が中止された。これを知らずに八丁池方面から降りてきた私は、結局バス道を1時間以上も歩く羽目になった。
 不満を胸に抱えて降りる道すがら、ふと左の川向こうを見ると、背の揃った3本の大杉が天を突いており、「御札杉」と大きな表示がしてあった。1991年の環境庁調査を調べると、丁度この位置に3本の杉が登録されている。それによると3本は各々、
    樹高33m  幹周り4.15m
    樹高35m  幹周り4.85m
    樹高33m  幹周り4.96m
で、樹齢はいずれも300年以上とある。これが恐らく御札杉であろう。
 修善寺から出る河津行きのバスを二階滝で降りて、徒歩で八丁池口に向かう。この道は一般車は通行不可である。約30分歩いてヘアピンカーブにかかる頃、右手の谷の下を見下ろすと「御札杉」と書いた樹名板が見える。




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