小森さんから送っていただいた沢山の巨木の写真の一つである。鳥居を入って下から見上げる虫川(むしがわ)の大杉は、どっしりと聳え立つており、圧倒的な迫力を感じさせるが、写真は見事にその感じを捕らえている。根方も苔むして雰囲気がある。 浦川原村の村おこしもかねて、近くを通る北越急行(ほくほく)線の駅名も「虫川大杉」となっている。樹高30m、目通り幹周り10.6m、樹齢は1000年以上とされ、昭和12年に国の天然記念物に指定された。新潟県11位の幹周りを持つ巨木である。白山神社のご神木として、地元の人達によって大切に保護されている。幹の中央に大きな空洞があり、囲いが張られているが、これは安政年間の大雪で、大枝が折れて出来たものと言われている。 JR信越本線の犀潟と上越線の六日町を結ぶ「ほくほく線」の虫川大杉駅で下車して、東500mの道路沿いに白山神社があり、鳥居の後ろに巨木が控えている。 |