鳥取県東伯町の「古布庄の大杉」 (2003.10.26、圓岡さん)


 東伯町は全国一と言われた「伯耆の大シイ」で有名であるが、もう一本、立派な杉の木がある。古布庄の大正神社内にある樹高35m、幹周6.9m(環境庁調査では7.50mとある)の大杉で、県の天然記念物に指定されている。樹齢は800年と伝えられる。
 圓岡さんから送っていただいたショットは、見事にこのスギの素晴らしさを伝えてくれる。根方の奥様の大きさからも、この杉の偉容が理解される。私はこの写真を見て、福島県の「杉沢の大杉」を思い起こした。元気の良い均整のとれた独立木で、スックと伸びている様子は実に気持ちがいい。
 伯耆の大山の東山麓に位置するこの木を見るには、JR山陰本線線の浦安駅で降りてタクシーに乗り、南西へ向けて国道44号線を15kmほど走る。加勢蛇川に沿った道の左手に大正神社がある。発電所の手前500m付近である。




木々のリストへ戻る