石川県加賀市山中温泉の「栢野の大杉」 (1997.5.31)


 北陸本線を加賀温泉駅で降り、山代・山中温泉行きのバスで終点の山中温泉駅に 着く。ここから更に大聖寺川の渓谷に沿って南へ2km(30分)あまり歩くと (タクシーもある)、最後の温泉旅館の向かい(右手)に菅原神社がある。 この境内には4本の杉の大木が植わっていて、いずれも素晴らしい。
 最も大きいものは、樹高54m、幹周り11m、地上5mのところで2本に分かれる。樹齢2300年 と伝えられる。他の杉も写真で見るようにいずれ劣らぬ雰囲気があり、圧倒される。
 養老元年(717)に泰澄大師白山で修行しておられたときに白山神のお告げを受け、 この地に妙理観世音大菩薩を祀り、大杉は100本に値するとして栢野(かやの) 寺と名付けたといわれる。昭和3年国の天然記念物に指定され、昭和22年に 天皇陛下がこられている。



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