神奈川県山北町の「中川のほうき杉」 (1999.1.1 篠沢さん)


 神奈川県下最大の巨樹の写真が、篠沢さんから届いた。 実に重量感のある杉である。
 徒歩で行くには、小田急線新松田駅より西丹沢自然教室行きのバスに乗り、 箒沢で下車する。少し道を引き返せば「ほうき杉」である。丹沢湖、中川温泉を越えて さらに奥になる。
 「ほうき杉」の名前の由来は、この地の名前の「宝木沢」からとったとも、 杉の形が箒に似ているところからきたとも言われる。昭和47年にこの地を襲った 丹沢集中豪雨の際には、この木一本で土砂崩れをくい止め、 箒沢の集落を崩壊から救った。
 以下は、篠沢さんのお便りです。
 「今日は元旦で、すでに成人した子供達も出かけているため、夫婦で、 神奈川県で一番大きな杉を見に行きました。神奈川県の山北町にある箒杉です。 三保ダム、丹沢湖の奥にあります。初めてデジタルカメラで撮りました。 この杉は11年前に見て以来4回目の訪問です。 県道わきの傾斜地にそびえる巨樹で樹高45メートル周囲12メートルと県下で最も幹が 太い杉です。樹齢2000年と言われています。樹形が箒に似ていることから箒杉の名前 で親しまれております。また、昭和47年の丹沢集中豪雨のとき、土砂崩れをくいと め、箒沢の集落をすくったため地元の人からも信仰されています。今日も地元のおば あさんがお参りにきておりました。」




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