山梨県富士吉田市の「冨士浅間神社の大杉とヒノキ」
  (2017.9、塩田さん)


 高校時代の友人の塩田ご夫妻から、富士五湖訪問の帰りに立ち寄ったと言うことで、北口本宮浅間神社にある大杉とヒノキの写真を送っていただいた。巨木好きを憶えていて下さって、嬉しいことである。
 北口本宮冨士浅間神社は古くから冨士登山信仰の冨士講の中心であり、本殿・西宮・東宮などは16世紀末に建立された国指定の重要文化財である。境内には3本の巨木があり、拝殿に向かって左に太郎杉、右に夫婦桧、本殿の左には次郎杉が立っている。  太郎杉は、樹高30m、目通り幹周り8.2mで、樹齢1000年と伝承される。昭和33年に山梨県の天然記念物第1号に指定され、「富士太郎杉」と呼ばれている。本殿脇の次郎杉は目通り幹周り8.0mで太郎杉より僅かに小さい。桧は合着木で根元と地上12mの間では2本であるので夫婦桧と呼ばれており、樹高33m、目通り幹周り7.65m。山梨県最大のヒノキであり、県の天然記念物に指定されている。
 中央本線大月駅から出る富士急大月線に乗って、富士山駅で降りる。ここの最寄りバス停の金鳥居公園からバスで5分、浅間神社前で降りて、南西に伸びる参道を300m進むと、北口本宮浅間神社である。バスは1時間に1本出ている。富士山駅から徒歩で行く場合には、東を通る県道139号線(ふじ道)を南西に約1km進んで左折、300m進むとバス停浅間神社前である。

太郎杉。手前は投稿者の塩田さん。杉の大きさがよく解る。


 太郎杉全体


夫婦桧全体。根元と地上12m以上は合着している。


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