宮崎県椎葉村の「八村杉」 (1998.9(田平さん)、2003.8(みきかさん))


 鹿児島の田平さんから巨木の写真を送っていただいた。以下は田平さんからの便りです。
 「先日女房と夏休みが終わる前にということでドライブに出かけてきました。 ---。椎葉村にある八村杉というスギの大木で、樹齢約800年、 根回り19メートル、樹高54メートルと紹介されています。 これも昭和10年に国の天然記念物に指定されています。樹の周りは 鉄条網で囲われているため樹から少し離れた手前に人物を配して写真を撮ることになるので、写真では実際よりも小振りに映ってしまいます。」
 徒歩で行くのはなかなか難しい。日豊本線の日向駅にある日向バスセンターから 上椎葉行きのバスに乗り、国道327号線が岩屋戸ダムを渡って265号線になるところ で降りる(道路上の名前は椎葉)。ここから十根川に沿って265号線を北へ 40−60分歩くと椎原という集落につく。ここの十根川神社に八村杉がある。
 八村杉は、宮崎県第一の巨木であり全国の杉の中でも9位にランクされている。
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 椎葉村は、壇ノ浦で生き残った平家落人の村と伝えられている。鎌倉幕府は残党討伐のため那須与一の弟、那須大八郎宗久をおくったが、大八郎は平清盛の末裔の鶴富姫と恋に落ち、討伐はせずに鎌倉に戻ったと言われる(椎葉村のページに詳しい)。
 宮崎県の「みきか さん」から、写真と共に、この木について次のようなお便りを頂きました。
「平家落人追討の将である那須大八郎が植えたといわれています。...樹齢800余年。幹周り19m、樹高54.4mを誇る巨木です。那須大八郎と鶴富姫との恋物語は有名です。鶴富屋敷は近くにあります。毎夏、椎葉祭りがあるのですが、今夏は台風で道路が閉鎖されお祭りも出来ない状況でした。痛手をこうむっています。」(2004.12.12)

みきかさん、からの写真(2003年夏撮影)−見上げた木の上部が写っています


田平さんからの写真(1998年9月撮影)


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